Xserver(エックスサーバー)の新サーバー簡単移行を使ってみる

Xserver(エックスサーバー)の新サーバー簡単移行を使ってみる

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Xserver(エックスサーバー)新サーバー簡単移行でサーバーを移行しました。
トラブル対策に色々調べてから望んだのに、何事もなく作業が完了した。

管理人

Xserver優秀!

新サーバーに移行する理由

ハードウェアのスペックアップが目的です。新旧の比較はこんな感じ。
今回はCPUとメモリが強化されました。後、告知メールにはSSDも強化って書いてある。

新旧比較
管理人

誤差感あるけど無料だから作業したほうがお得だよ。

りさ

どの程度の差なんですか?

管理人

公式説明でCPU: 2.2倍メモリ: 1.5倍SSD: 32倍

りさ

凄い進化じゃないですか!

管理人

あくまで共有サーバーの強化だから1人1人の割当は変わらない説ある。

事前バックアップは必須

今回はサーバーの移行になるので、バックアップファイルを自身のPCに落とす部分までやりましょう。
自分のローカル環境にバックアップがあれば、最悪の最悪、致命傷でも復旧できる可能性があります。

注意移行先のサーバーには過去分の自動バックアップは引き継がれません。

新サーバー簡単移行の使い方

先に言っておくと超簡単。基本的にトラブルが無いならポチポチだけで終了します。
僕の場合はノートラブルで完了。全体として2時間程度でサーバー移行が終わってます。

全体の流れはこんな感じ。

  1. データのコピー申請
  2. データのコピー待ち
  3. データの確認
  4. 切り替え前の動作確認
  5. サーバーの切り替え
  6. 切り替え後の動作確認

データのコピー申請

いつものようにXserverアカウントにログイン。左の項目から新サーバー簡単移行を選びます。

新サーバー簡単移行

そうすると、こんな画面になります。そして、その中に表示されてるデータコピー申請を選びます。

データコピー申請

データのコピー待ち

コピーが完了するとメールが飛びます。ちなみに申請時とかコピー開始の直前とか、何回かメールが飛びます。
僕の場合は20分くらいでデータのコピーが完了しました。コピー完了後に再度アクセスすると、こんな画面になります。

データコピー完了

補足公式説明ではコピーには数時間から最大24時間掛かると書いてあります。

また、この画面に実際にアクセス可能になる時間移行期限(リミット)が記載されてます。
基本的には即時作業すべきですが、事情がある場合はリミットを確認しておきましょう。

管理人

ただ、時が経つほど新旧の状態に差が開くので、余程の理由がない限りは即効で作業するべき。

データの確認

先程の画面の下の方に、こんな感じの選択肢が2つあります。

移行サポート機能

最初にデータコピー実行ログ閲覧から実行結果を確認しましょう。
僕の場合はオールOKでノーエラー。ここにエラーがある場合、その内容を解決しないとサイトは動きません。

実行ログ

ログの確認が終わったら、次は実際のデータを確認します。先程の画面の移行元・移行先への操作を選びます。
そうすると、最初に見せた新旧の比較表がでます。ここからファイルマネージャまたはphpmyadminを選んで作業します。

新旧比較

正直、phpmyadminを使った確認は専門的な知識がないと無理なので、初心者にはオススメしません。
むしろ、GUI操作ミスで誤った内容に変えちゃうと普通にサイトが死にます。なーむー。

ファイルマネージャに関しては難しくないので、必ず確認しましょう。全部を確認するのは辛いかもですが、可能な限り確認します。
ちなみに簡単な方法は、ディレクトリとファイルの存在を確認して、新旧のファイルサイズを確認する方法です。

可能性として、ファイルの一部がコピー失敗するよりも、中身が全部コピーできてない可能性のほうが高いです。
それをサイズで確認します。もちろん、同サイズで失敗してる可能性もあるので絶対は無いですが、てっとり早い確認がこれです。

もしくは、ファイルマネージャ経由で全ファイル(上位ディレクトリ指定)を新旧ともにダウンロード。
それを手元のPCで比較ツール(WinMerge等)に投げて一括でチェックします。

管理人

WinMergeを使うのが1番楽。

切り替え前の動作確認

データの確認が終わったら、実際に新サーバーの自サイトにアクセスします。
ただし、当然ですがサーバー切り替え前にアクセスできるのは旧サーバーです。

これをhostsファイルと呼ばれる特殊なファイルを修正し、新サーバーにアクセスします。
このhostsファイルですが結構危険な場所にあります。むやみに他のファイルは触らないようにしましょう。


C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

また、このファイルは管理者権限が無いと修正できません。オススメは別の場所で書き換えた後に上書きする方法です。
その際に管理者権限を要求されるので、仮に非管理者ログインだと、たぶん書き換えは不可能です。諦めてください。

でっ、修正内容はファイルの末尾に次のような記述をします。


IPアドレス ドメイン名

IPアドレスは新旧の比較表に書いてあります。その中に書かれた新サーバーのIPアドレスと自サイトのドメイン名を書きます。
ちなみにIPアドレスドメイン名の間は半角スペースです。間違えないように入力してファイルを上書きしてください。

この状態で自サイトにアクセスすると新サーバーに繋がります。ぶっちゃけ、元サイトからコピーしてるので見た目では分かりません。
オススメの方法は、コピー後に旧サイトにアクセスして、適当な下書きに固有の情報を書いておきます。それがなければ新サーバーです。

管理人

作業が終わったらhostsファイルを元に戻しましょう。

サーバーの切り替え

データの確認が終わったら、画面に表示されてるサーバー切り替えを選択します。

サーバー切り替え

この作業が完了すれば無事に新サーバーに移行が完了します。また、表記されてる通り、リミットまでなら旧サーバーに戻せるようです。

移行完了

切り替え後の動作確認

新サーバーに移行が完了すれば、普通にアクセスしたサイトが新サーバーです。その状態で問題が起きなければ大丈夫です。
ただし、キャッシュや色々な影響から24時間は旧サーバーに繋がる可能性があると記載されてるので、真剣な確認は24時間後がオススメです。

管理人

特に旧サーバーのデータベースに書き込まれる可能性ってのが面倒ごと。新記事を書くのは様子見の後にしたほうがいいかと。

性能比較

ハードウェアがスペックアップしたってことは、サイトのアクセス速度が上がるってこと。
では、実際にPageSpeed Insightsでサイトの進化を体験しましょう。

これが旧サーバーのデスクトップとモバイル。

PageSpeed Insights (旧)
PageSpeed Insights (旧)

こっちが新サーバーのデスクトップとモバイル。

PageSpeed Insights (新)
PageSpeed Insights (新)
りさ

凄いじゃん!

管理人

きっと移住者が少なくてサーバーも暇してるんだな。

あとがき

サイトの速度アップは別として、単純に新サーバーって響きがいい。誤差でもPCパーツは常に最新がいいもん。
特に作業に難しい部分も無かったし、これをポチポチで実現できるのはXserverが優秀な証。これからもお世話になります。

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